McDonald's(マクドナルド)、Nestlé(ネスレ)、Virgin Media(ヴァージン・メディア)の主要3ブランドが、Jicwebs(Web標準化企業団体)に参加したことが明らかになった。17日、メディア企業のヘイマーケット社が運営するニュースメディアCampaignが報じた。
Jicwebsは、ブロックチェーンの有効性を精査し、WEBやデジタル広告に活用することで透明性がどれだけ向上するかをテストする実証実験を2019年末までに行う見通しとしている。
テストの第1段階ではブロックチェーンが広告にどのような影響を与えるかを確認し、将来的には「サプライチェーンの最適化」や「運用効率の向上」を目指し、ブロックチェーンの使用法について検討していくという。
マクドナルドの予算マネージャKat Howcroft氏は「ブロックチェーンは、デジタルサプライチェーン全体で真の透明性を見る機会を提供します。また、これがROI(投資利益率)や効率に与える影響の理解へと繋がっていくことを切望しています。」と述べ、前向きな見解を示した。
デジタル広告業界は、これまで透明性の問題に何度も悩まされてきた。プログラマティック広告の詐欺問題や、ブランドの安全性の問題など、業界は現在も多くの課題を抱えている。
Jicwebsは、ブロックチェーンまたは分散元帳テクノロジ(DTS)を実装することで、デジタル広告業界で最も横行する課題を解決することを目指している。
参考:Campaign US