ビットコインキャッシュ(BCH)が経済的に不安定となっているトルコとアルゼンチンにおいてSMS(テキストメッセージ)を通じて送金が可能となった。
両国の国民にとっては自国の法定通貨の価値が悪化する一方、仮想通貨を保有することで損失回避に結び付くことにもなるため、こういったユースケースが増えればBCH保有の促進に繋がるとも考えられる。
トルコとアルゼンチンは、ドルに対して自国通貨の価値が昨年と比べ半分ほど下落しているため、その結果法定通貨を仮想通貨に交換する動きが拡大している。
他の法定通貨に交換するために金融機関や両替所による手数料を取られるよりかは手数料の割安、そして手軽に購入できる仮想通貨の方が庶民的と言えるだろう。
仮に法定通貨から仮想通貨への資金流入が加速されればトルコやアルゼンチンとしても規制をかけてくる可能性もあるが、現時点では新しく規制をかけるような公表はされていない。
インターネットを介さずにBCHを手軽に送り合えるSMS送金は通貨のあり方に大きな変革をもたらすと言えるだろう。
参考:AMBCrypto