Ripple(リップル)社は4日、ブロックチェーンと仮想通貨関連の教育支援として世界の17の大学に対し5,000万ドル(約55億円)の寄付を行うユニバーシティー・ブロックチェーン・リサーチ・イニシアチブ(UBRI)を発表しました。

UBRIはリップル社の技術提供や専門家の派遣を行っていき、大学と共同でブロックチェーン研究や仮想通貨関連のカリキュラムを組むことを目指しています。

例を上げると、米プリンストン大学は、UBRIと共同で仮想通貨とブロックチェーン政策の影響について研究するほか、米ペンシルベニア大学は、MBAと理系の修士学生を対象に関連業界で職務経験を積ませるためのサポートをするとしており、仏ルクセンブルク大学では、ブロックチェーン研究のプログラムを立ち上げるともしています。

リップル社は3月、DonorsChoose.orgを通して米国の公立学校に2,900万ドル分のXRPを寄付し、先月には米国の俳優であり、ベンチャー投資家でもあるアシュトン・カッチャー氏がエレンの部屋という番組の中で野生動物保護の基金に400万ドルをリップルの技術を使って寄付したことも話題になりました。

リップル社は国際送金のネットワークにリップルの技術を活用する流れを様々な場所で生み出していますが、このように各国の教育の現場から支援していくことで、将来的に優秀な技術者が増え、ブロックチェーン技術が発展していくことが期待されます。

参考:Ripple