リップル社は27日、米国の公立学校へ2,900万ドル(約31億円)相当のXRPを寄付したことを発表しました。

これは暗号資産(仮想通貨)を使用して行われた最大の寄付となるとのことです。寄付金は教育分野に特化したクラウドファンディングサービス「DonorsChoose.org」に列挙されている数千ものリクエストに応えることで贈られ、全50州で28,000人以上いる公立学校の教師のための書籍や文房具といった教材などに使用されるようです。

リップル社は、公式ホームページ上で以下のように記述しています。

「役員から最近採用されたばかりの社員まで、あらゆるリップラーのキャリアは教室から始まりました。そこで夢が鍛えられ、伝説が始まっていったのです。」

「例えば、リップルには“価値のインターネット”を確立するという使命があります。これはすなわち、お金が情報のように動くことができる世界ですが、このような野心的な目標を追求することができるのは、私たちが形成年に遭遇した教師たちのおかげでもあるのです。」

マーケティング担当のシニア・バイス・プレジデントである、Monica Long氏によると、DonorsChoose.orgは寄付された仮想通貨を、市場価格に影響を与えないよう2週間にわたって米ドルに清算することに同意したということです。

今回のリップル社の粋な計らいにより、仮想通貨が教育分野に好影響を及ぼすだけでなく、寄付をする際の手数料を懸念する人が多くいる中で、手数料を抑えた寄付を可能にしたという意味でも仮想通貨の存在価値は上がっていくでしょう。

参考:Ripple