ビットコインなど仮想通貨を巡って、アナリストたちの間では価格予想の話題が絶えません。Standpoint Research(スタンド・ポイントリサーチ)社の創設者であり、アナリストのロニー・モアス氏はビットコインの強気予測で知られていますが、CNBCの番組の中で新たに見解を示しました。
「ビットコインを7月に推奨してから既に500%(5倍)に増えており、私はこれからさらに500%増えると考えています。」
モアス氏は以前、2018年に1ビットコイン=5,000ドルになると予測し、その後7,500ドルに上方修正しました。
この時は3,000ドル前後を推移していたので、来年に7,500ドルは厳しいのでは?という意見も見られましたが、今日では20,000ドル前後まで価格を上げています。決して過大評価ではないと考えられます。また、最終的な見通しについて以下のようにも述べました。
「私の見解ではビットコインは最終的に30万から40万ドルに達し、世界で最も貴重な通貨になるでしょう。」
「私はそこにどれだけの金があるか分かりませんが、ビットコインがどれくらいあるのか知っています。2年後には3億人の人たちが数百万枚のビットコインを手にしているでしょう。」
ビットコインの総発行数が2,100万枚であることに対して、3億人が使用することになれば、需要と供給の釣り合いを取るために価格を引き上げていくという見方をしています。
モアス氏はしばしば過去のドットコムバブルを引き合いにし、マイクロソフトやアップルの株価がどうなったかということを例に出しています。これに基づき今年8月には、今後3年間でビットコインの価格が15,000ドルから20,000ドルになると予測していましたが、現在の相場が既にこの水準まで上げていることから、決して強気ではないと考えられます。
19日14時現在、ビットコインは19,000ドル(約214万円)と高値水準で推移しています。仮想通貨市場がある種のブームになりつつある今。市場参加者からは今後の相場動向が注目されています。
参考:CNBC