今年のビットコインの高騰を受けて、仮想通貨投資家の多くはビットコインに注目していますが、機関投資家は新たなものを求めているかもしれません。Bloombergにより伝えられています。

Fundstrat Global Advisor(ファンドストラット)のストラテジストのRob Sluymer(ロブ・スルーマー)氏は、大型の仮想通貨のパフォーマンスは小規模のものよりも優れていると報告しています。

また、このことから一部の大口の投資家がビットコインと同じアセットクラス(資産の種類)に投資をしたいと考えていると見ていおり、スルーマー氏は自身の見解を以下のように示しました。

「リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ネム(XEM)、ジーキャッシュ(ZEC)などの仮想通貨は、流動性においてビットコインを超える機関投資家の関心が反映されていると見られます。」

また、同じくファンドストラットのストラテジストであるトム・リー氏は以下のような見解をしています。

「ビットコインと、その他のアセットクラス(株式、債券、商品)との相関が低下しているため、このような多様化は自然な流れです。」

このように、ビットコイン以外の仮想通貨もポートフォリオに検討したいというのはリー氏の言うとおり自然な流れだと考えられます。先日は、CBOE(シカゴ・オプション取引所)CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコイン先物取引が開始され、これによる仮想通貨市場への資金流入などの影響も期待されています。

スルーマー氏が機関投資家の関心が高いと見ている仮想通貨は19日現在上昇しており、リップル(XRP)は0.84ドル(約95円)、ライトコイン(LTC)は364ドル(約41,000円)、ネム(XEM)は1ドル(約112円)、ジーキャッシュ(ZEC)は596ドル(約67,100円)といずれも高値水準で推移しています。

仮想通貨のデリバティブが充実すれば、市場にもさらなる恩恵が得られると考えられますが、こういった代表的な仮想通貨でさえもボラティリティ(価格変動率)は激しく、これが仮想通貨投資の魅力のひとつでもある一方、課題にもなっています。最近では多くの個人投資家が参入してきており、市場規模も拡大の一途をたどる中、期待の声が高まっています。

参考:Bloomberg