世界最大のデジタルウォレット・プラットフォームのBlockchain Ltd.のCEOである、Peter Smith(ピーター・スミス)氏は、2018年に仮想通貨全体の時価総額が1兆ドル(112兆円)に達する可能性があると述べました。CNBCによって伝えられています。

現在、仮想通貨の総額は6,400億ドル(約72兆円)をわずかに上回り、ビットコイン(BTC)がその50%(約3,170億ドル)を占めています。仮想通貨の種類はビットコイン、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)など世界中で1,000種類以上を数えます。(CoinMarketCapの統計より)

スミス氏は、CNBCの番組内でのテレビインタビューで、以下のように述べました。

「私は2018年に仮想通貨の時価総額が1兆ドルに達すると思っています。1兆ドルをキープし続けるのかどうかは分かりませんが、その節目は破られたでしょう。」

また、スミス氏以外にも仮想通貨の関係者やそのアナリストらは、さらに強気な意見で、ビットコインだけでも近い将来1兆ドルの価値になる可能性があると見ています。

Standpoint Research(スタンドポイントリサーチ)の創設者であり、アナリストのロニー・モアス氏は、ビットコインは将来40万ドルに達すると評価し、ビットコインだけでも時価総額は最終的に1兆ドルに達するとの予測もしています。

しかし、ビットコインに批判的な意見の大手バンカーもいます。JPモルガンチェースのCEOである、ジェイミー・ダイモン氏は、ビットコインを「詐欺」と呼んだことは有名なことです。

それでも、CME(シカゴマーカンタイル取引所)でビットコイン先物取引が開始すれば取次ぎ業務を検討するとし、ビットコインは新しいアセットクラスだとしました。これに対し、一部では手のひら返しだと批難の声もありました。

また、JPモルガンではビットコインの根幹技術であるブロックチェーン技術への投資や開発をしていることでも知られています。

参考:CNBC