SBIホールディングスがR3の開発している「Corda」のトレーニングプログラムを日本国内において、SBIホールディングスが提供することで合意したことを6日に発表しました。

R3は米ニューヨークに拠点を置くブロックチェーン関連技術のプラットフォームの開発・提供やコンソーシアムの運営(100以上の金融機関などが参加)を行っているフィンテック企業。CordaはR3が金融機関向けのブロックチェーン/DLT(分散型台帳技術)で、このCordaを金融業界においてのプラットフォームとして実用化させるための世界的戦略も進めています。

また、SBIホールディングスは多くのフィンテック企業に出資をしていますが、R3にも例外なくSBIインベストメントを通じて出資し、外部筆頭株主となっています。また、SBIホールディングスでは他にもOrbやRippleといったフィンテック企業にも出資しており、DLTの開発に意欲的な活動を続けています。Orbの技術では独自通貨のSコインの発行やプラットフォームの開発を行います。

Cordaのトレーニングプログラムは現在、米ニューヨーク、英ロンドン、シンガポールの3拠点で行っています。今回のトレーニングプログラムは日本国内においてのCordaの開発者・技術の普及を目指すことを目的としていて、これに日本が加わる形になり、4ヶ国となります。R3社に代わって日本での舵を握るのがSBIホールディングスということです。

SBIホールディングスといえば、仮想通貨取引所の「SBIバーチャルカレンシーズ」が5日から口座開設の予約受け付けを始め、本格的な取引介し時期が待たれています。また、グローバルな仮想通貨取引所として香港に設立を予定している「GlobalMAX(仮称)」やSBI Cryptoによるマイニング事業などにも注目を浴びています。

国際送金ではSBI Ripple Asiaが、日本国内のみではなく、アジア圏において「価値のインターネット」を実現することを目指しています。また、すでにSBIレミットではRippleのソリューションにより、タイ国大手のSCB(サイアム商業銀行)との間でリアルタイムな国際送金サービスを提供しています。

今回のR3社とのCordaトレーニングプログラムはSBIホールディングスが行っている仮想通貨関連事業への取り組みの一環としても伺えますが、アジア圏以外でも拡大していく試みとも考えられます。ちなみに上述したRippleとR3は提携をしていましたが、50億XRP(約1,300億円)の購入権利を巡って訴訟合戦を行っていることでも話題となっています。SBIホールディングスは前もってリスクヘッジとして両社ともに出資をしています。

何かと話題の絶えないSBIホールディングスの一環したブロックチェーン関連事業やフィンテックへの取り組みですが、まだこれから大きなニュースが立て続けにありそうです。今後の動向にも多くの期待が集まっています。

参考:SBIホールディングス