仮想通貨市場の暴落の引き金を引いたとも言われる中国での取引所の規制だが、先のタイミングでJPモルガンCEOのジェイミー・ダイモン氏が「ビットコインは詐欺」「ビットコインの取引きをするやつは間抜けだ」といった過激な発言をしたことも話題となった。ちなみにダイモン氏の娘はビットコインを買っているとのことだ。

このような金融業界に影響力のある立場の方が、公に批判を繰り返すのも見慣れてきただろうか。仮想通貨投資の初心者の方や、これから仮想通貨を始めてみようという方からはビックリしたという声も散見される。

さて、ここで以前からビットコインに対し強気予測を繰り返しているアンチウィルス企業McAfee創設者でありMGT Capital InvestmentsのCEO、ジョン・マカフィ氏がダイモン氏の発言を巡り反論した。

マカフィ氏は「私はビットコインのマイナーです。ビットコインをマイニングするには1コインあたり1,000ドル以上の費用がかかりますが、米ドルは作るのにどれくらいの費用がかかりますか?どちらが詐欺ですか?」とCNBCのインタビューに対して自身の見解を示した。

確かにビットコインマイナー(採掘者)の立場からすれば、詐欺扱いをされてしまったら癇に障ることがあるだろう。黙っているわけにもいかない。

一貫して今のビットコインの相場はバブルではないとするマカフィ氏は以前、3年以内にビットコインは50万ドル(約5,500万円)にも達すると予測し、このときも大きく話題になった。これは自身のプロジェクトで発行するMcAfeeコインの宣伝目的ではないのか?といった憶測もあったが、こればかりはマカフィ氏が知るところのみである。

話は戻るが、金融業界の大物ダイモン氏の意見とテクノロジー業界の大物マカフィ氏の意見、両方とも極端な発言だが時期が来れば市場が示してくれるだろう。ビットコインに限らず、仮想通貨全般的にも十人十色さまざまな意見があるが、ご自身の理解を深めるためにも、より多くの意見を取り入れて考察してみるのもいいかもしれない。

参考:IBTimes