ここ最近相次いで、痴漢関係のニュースが絶えない。主に痴漢冤罪や線路立ち入り逃走などが多いが、痴漢を疑われて線路に逃げる事例は今に始まったことではない。ずいぶんと前からあり、痴漢常習者の逃走手段として定番の手法だったのだが、連日の報道により、これを真似して痴漢をしていない人でも線路に立ち入ることが増えたということだ。

確かに言われてみると、駅構内のアナウンスで「線路内に人が立ち入ったため列車に遅れが出ています」などといった放送を耳にした記憶がある。これが今まで痴漢の所業だと思うと腹が立つものだが、過ぎたことは仕方ない。

まずは、疑われないことが一番だが、なかなか難しいところだ。ネットでは毎日さまざまな議論が繰り広げられているが、対策として「電車の壁側に向かって両手を高く突き上げる」ことが現段階で一番効果的だと言われている。

周りからは変な目で見られてしまうかもしれないが電車乗車時だけの一時的なもの。痴漢を疑われて一生を台無しにするよりかは、だいぶマシだ。もし、痴漢冤罪をおそれているという方は実践していただきたい。

電車内で息を切らせたり、くしゃみや咳をする、女性の近くで鼻で呼吸をするだけでも痴漢扱いをされるようなので、痴漢冤罪をなくすのは難しいが男性側もこういった努力をしていく必要があるのかもしれない。

最近の痴漢騒動を受けてかは不明だが、「痴漢冤罪保険」なるものの加入者が増えているという。しかし、痴漢を疑われるのをおそれて保険に加入するというのはどうにも納得がいかない。そもそも、相手の女性が間違えて痴漢だと言ってきているのだから、弁護士代も女性側が負担するべきではないだろうか。もちろん痴漢冤罪の無実が晴れた際にだが。あえてこの保険のメリットをあげるとすればスマホ1台あれば弁護士がサポートしてくれるといったところだろうか。

弁護士も稼げなくなってきた時代。消費者金融の過払い金請求に精を出していたが、相談者も少ないようだ。新しい稼ぎ口として、こういった新しいビジネスチャンスがあれば手を伸ばしたいのだろう。決して女性のお尻にだけは手を伸ばさないでいただきたい。