ここ最近、急増している痴漢を疑われる事件。線路へ逃げ込むなどして事故を起こしたり運行に支障をきたすなど、場合によっては命を落とすケースもあります。毎日通勤などで電車に乗る方はぜひとも冤罪には気をつけて頂きたい。

なぜ、今痴漢なのか?

そもそも、なぜここまで痴漢冤罪や痴漢判定後の逃走が相次いでいるのか?従来から痴漢は多く存在していましたが、ここ数日の電車にはねられるなどの事故によってより明るみになってきたのではないだろうか。私も実際に目の前で何回も痴漢を見たこともあります。痴漢で逮捕され、事実を認めている人も知っています。電車内での密かな楽しみで人生を棒にふってしまったと後悔しています。

極めて悪質な場合は電車の中で痴漢だけにとどまらず、そのままの勢いで電車内にもかかわらず、強姦などをする輩もいるようなので、少しでも怪しいと思ったら周囲に助けを求めるなど、注意をしていただきたい。

少々矛盾を感じるが、このように女性が助けを求め、実はしていなかった、もしくはしていたけど捕まりたくなかった、といった男性側の心理から相次ぐ線路への転落や死亡事故が発生し、こういった事件が多く取り扱われるようになったのではないだろうか。

痴漢はビジネスになる?

何回も痴漢で捕まるようなことがあれば、刑務所行きなど、実刑にされても仕方がないかもしれません。被疑者の手に女性の服(下着など)の繊維が付いていたり、体液などが付着していれば、言い逃れは難しいだろう。

しかし、本当に痴漢をしていないのに冤罪をでっちあげられる例も少なくありません。そのほとんどが、示談金欲しさにされてもいないのに痴漢をされたと難癖をつけ、その場で数万円前後の示談で済ませさせるというケースです。本当に痴漢をしていないのに数万円前後の出費は痛いですが、今後の人生のことを考えれば安いのかもしれない。

すぐに払えるような金額設定で、ようするに当たり屋のようなもので、ここで詐欺にはめられたと、警察に行こうものなら相手の思うツボで、その日は会社を休まざるを得ませんし、会社に説明する際も痴漢の疑いで逮捕されたので休むということを伝えれば、社内での評価や仕事にも支障をきたすことだろう。

してなくても認めるべきなのか

しかし、痴漢をしていないのに認めるのは納得がいかないもは当然のこと。逆に痴漢をされたと騒いでいる女性を名誉毀損で訴えたいところかと。最近では痴漢冤罪保険というものが注目を集め、加入者も増えているようだが、相手の勘違いのためだけになぜ保険料を払わなければいけないのか?ちなみにこの冤罪保険は事件発生後に、全国の弁護士に通知が届き、電話などで相談ができるというもので、事件発生から48時間以内の弁護士費用は全額無料になるとのこと。

48時間以降については、契約内容によるだろうが、継続で同じ弁護士を私選するとなると高額な弁護士費用がかかるだろう。近頃では女性の加入者も増えているとのことで、痴漢の被害者は何も女性に限った話ではなく、男性をターゲットにした犯行もあるようだ。男性の方々も痴漢や痴女には気をつける必要があるのかもしれない。

正面対決か?逃げるが勝ちか?

痴漢も痴漢を仕立て上げる行為も両方許しがたい。しかし、一度逮捕されてしまったら、頑張って戦い冤罪が証明されたとしても、信用を取り返せるとは到底思えない。そのため、その場を何もなかったかのように立ち去るのが一番の方法だと言われている。実際にその場で取り押さえられるなどがない限りはかなり有効で、気持ちを落ち着かせるのは難易度が高いが、歩いて行くのがいいようだ。慌てて走ったり、暴れてしまうと、線路に転落したり、人にぶつかり暴行などの別の罪に問われる可能性もあるので、“堂々と逃げる”ことが一番の対策である。

間違っても駅事務室などには行かないように。私人逮捕の扱いで警察に引き渡されたら、そこからの巻き返しは極めて難しい。繰り返して言うが、していない痴漢を疑われたら“堂々と逃げる”こと。「逃げるは恥だが役に立つ」とはよく言ったものだ。

まずは疑われないことが大前提

痴漢判定をされやすい行動として次のようなものが多く見られるので、参考にしていただきたい。「女性の近くにいく」「女性の方を見る」「女性の近くで呼吸をする」「床に荷物を置く、取る」「手を見えない位置に置く」といったことが挙げられ、中には「カバンで触られた」「匂いを嗅がれた」「息を吹きかけられた」などで痴漢扱いをする女性もいるようなので、気を付けていただきたい。ただ、故意に息を吹きかけられたら女性もたまったものではないので、満員電車などで息苦しくても、そのような嫌がらせにとられるような行動はしないように注意が必要だ。

電車内では「つり革に両手で捕まる」「手が隠れないようにする」「荷物を床に置かない」「女性の近くに行かない(女性の場合は男性の近くに行かない)」できれば「壁のほうを向いて両手を上げる」など、ネット上では日々痴漢冤罪に対する議論が繰り広げられているが、いくらなんでも「壁のほうを向いて両手を上げる」は酷いだろう。混雑時や優先席付近ではできないが、スマホユーザーであれば両手でスマホを持ち、ゲームやニュース、動画などを見ていれば両手が塞がっていることが証明され、疑われることもなくなるのではないだろうか。

アプリで痴漢冤罪防止を

また、痴漢の冤罪を防止するアプリ『痴漢冤罪防止ナビ』もオススメ。このアプリはその名の通り痴漢の疑いを防止してくれるアプリなのだが、弁護士監修により制作されており、冤罪になった時にするべき対応などをナビゲーションしてくれます。通勤・帰宅ラッシュなどで電車を乗る機会が多い方は、万が一に備えて、こういったアプリをスマホに入れておいては、いかがだろうか。

痴漢冤罪などで命を落とす事故が多発している昨今、鉄道会社も対応のひとつとして、各車両内に監視カメラの設置や「女性専用車両」だけでなく「男性専用車両」も必要な時代になってきているのかもしれない。ここまで冤罪などが増えていると、明日は我が身と戦々恐々と電車に乗る方も多いだろう。

痴漢冤罪防止ナビ(GooglePlay)