山口敬之氏に準強姦をされたとし、被害届を提出したものの警察の捜査が打ち切りになり、検察が山口氏を不起訴としたことを不服だとし、検察側に不服申立てをおこなったと、29日の会見で明らかにした詩織氏が日刊スポーツの取材に対し、“デートレイプドラッグ”を使われたと考えていると答え、これに対しネットでは波紋を呼んでいる。

決定的な証拠を温存か?

これが飲酒後の捜査で詩織氏の体内からデートレイプドラッグの成分が検出されていたとなると、新たな証拠としてなり得る可能性も高い。また、山口氏が詩織氏と飲酒をする前にデートレイプドラッグを購入していたことや、混入させている映像など証拠があれば、疑いは強まるかもしれないが、それだけでは決定的とは言えない。ここまで大沙汰にするくらいなのだから、準強姦を決定づける物的証拠でも隠し持っているのか。ネット上でも「物証があるのかないのか」といったところに議論が集まっている。

デートレイプドラッグとは?

“デートレイプドラッグ”という言葉は日本では、あまり聞き慣れないかも知れないが結構身近にあるもの。国内でデートレイプドラッグとして主に使用されるのはベンゾジアゼピン系の睡眠薬が多いようだ。サイレースやロヒプノールといった名称で、不眠症などで処方される薬なのだが、お酒と一緒に摂取すると急激な眠気や意識の混濁などを起こすという。

本当に不眠症で悩んでいる方にとっては寝付きを良くし、不眠症の治療に必要とされる薬だが、心療内科などで眠れないと言えば簡単に処方されてしまうという事実も見捨てられない。今回、詩織氏がデートレイプドラッグなどと発言したことで、よりこういった薬に注目が集まり、悪用したいと関心をもつ不届き者がいないとも限らない。この類の睡眠薬の規制も厳しくしていく必要もあるのではないだろうか。

また、デートレイプドラッグの問題は準強姦に限った話ではない。男性の方にとくに気をつけていただきたいのだが、こういった睡眠薬は昏睡強盗にも使われることで知られる。悪質なバーやナイトクラブでは、素知らぬ顔でお酒に睡眠薬を混ぜ、記憶を失ったところで財布や荷物などを盗られるといった事件も、過去に起こっている。

飲酒をする際は自分のペースで

詩織氏はお酒が強いと自負しているが、そういった発言をする人に限ってついつい飲みすぎてしまい泥酔してしまうことも多々見られる。「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉があるとおり、飲酒をする機会の多い方は、お酒の飲み過ぎには気を付けていただきたい。今回の件は、まだ不透明な点が多く真相のほどは明らかとなっていないが、今回の不服申し立てを受けて、検察がどのような対応をとるのか注目が集まっている。

参考:日刊スポーツ