cluster.(クラスター)という仮想空間サービスが31日、正式にオープンしました。これを開発したのは加藤直人氏。元ひきこもりで3年間ひきこもっていたそうで、サービスの内容はもとより、その開発者にもスマホユーザーたちの間で注目を集めています。

「クラスター」はFacebookやTwitterのアカウント、もしくはメールアドレスがあれば誰でも無料で利用でき、VR(仮想現実)上にイベントを立ち上げるなどをし、仮想空間で人々と触れ合うことができるとのことです。

VRを共有するサービスといえば、「セカンドライフ」が代表的ですが、「クラスター」は声優やアイドルのイベントなどを仮想空間で体験できるとのことで、家にひきこもりながらイベントに参加できるのは有り難いですね。このサービスによって、ミュージシャンなどアーティストの音楽活動の場も広がりますし、また、VR上に会議室をつくれば、自宅にひきこもりながら会議をすることもできるので便利そうです。まさに2次元と3次元の間の2.5次元だからこそできるサービスですね。

VRのコンテンツはなかなか普及されづらく、急成長しているとはいえ、日本国内でのユーザー数を見ても、まだまだこれからの成長産業。さすがひきこもりだけあって加藤氏は目の付け所が鋭いですね。これからは自宅にいる時は常にゴーグルを装着して生活するようになるのかもしれません。

開発者の加藤氏はリアルで会話をする年間ユニークユーザー数は10人という生粋のひきこもりとのことですが、ネット上では本当はひきこもりではなく、キャラ設定ではないのかと疑惑の声も見られます。別にひきこもりであろうと売り込むためのキャラ設定だとしても、このような素晴らしいサービスを作ったことに違いはないので、どちらでもいいと思いますが。

「クラスター」のサービスは家から出たくない人のためのVRイベントルームとしていますが、“本格的なひきこもり”となると、日常品から食事まで、すべて宅配サービスを使うようになり、「会話の相手が宅配業者のみ」という人も多く、その大半が社会復帰に苦戦しています。

ですので、「ひきこもりすぎたな」という人や、「人と触れ合うことに慣れていない」という人がリハビリとして使うのもアリですね。これからのサービス展開や「クラスターユーザー」がどれだけ増えていくのか、今後の動きにも注目していきたいですね。

参考:ITmedia NEWS

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