12日、仮想通貨ビットコイン(BTC)がわずか30分で1,000ドル以上値上がりし、ビットコインが1BTC=8,000ドルの壁を一時突破しました。それに伴い、他のアルトコインも上昇し、仮想通貨市場はほぼ全面高となっています。(CoinMarketCapの統計より)

仮想通貨時価総額ランキング
2018年4月13日 / 仮想通貨時価総額ランキング10位(CoinMarketCapより)

いきなりの急騰からどんな要因だろうと市場参加者らの間では様々な憶測が飛び交っています。

その理由は、はっきりとしてはしていませんが、一部ではビットコインがイスラム法で認められるというレポートが12日出されたことが、ツイッターで話題になっています。これにより、期待買いがされたという見方もあります。

https://twitter.com/tradingroomapp/status/984357466656788481

「ビットコインはイスラムコミュニティに認められ神聖だと宣言しています。18億人の人たちがビットコインを購入できるようになりました。サウジアラビアやカタール、アブダビの政府系ファンドが市場に参入すれば、すぐにでも上昇が期待できます。」

冗談めいてはいますが、この通りになれば様々なイスラム国家に影響を与えることは間違いないと言えるでしょう。イスラム国家にいる人々が合法的に仮想通貨取引を行なうことになれば積極的にマーケットに介入する事が考えられ、市場の活性化も期待されます。

今年2月にサウジアラビア通貨庁がRipple(リップル)社と提携しxCurrentを活用することを発表したり、トルコも独自の官製通貨(CBDC)の発行検討など、イスラム圏では仮想通貨を巡るニュースも増えています。今後は他のイスラム国家からも仮想通貨関連の情報が出てくることも考えられます。