国内大手仮想通貨取引所であるGMOコインが今月11日から「貸仮想通貨」サービスの取り扱いを開始しました。

このサービスでは指定された仮想通貨をGMOコインに貸し出すことで、賃借料として利息を受け取ることができます。

今回の募集はビットコイン(BTC)での貸出が対象となっており、10BTC~100BTCの募集となっています。利用する場合には募集期間中に申請を行う必要があり、期間は4月11日~5月2日です。申込みが上限を超える場合には抽選で決定されます。

貸仮想通貨サービスを利用する場合は、貸し出し中の仮想通貨の売買はできなくなりますので、貸し出す前に余剰分(日常利用しない分)だけにするなど注意が必要です。

賃借料として付く利息は、10BTCあたり、0.12328767BTCとなっており、おおむねですが1BTCが750,000円である場合には約92,000円ほどになります。

GMOコイン以外にも、他の取引所でも既に同様のサービスを行っている事から今後は利息を高く設定している取引所に人々が利用する流れへとなるでしょう。

仮想通貨市場はボラティリティ(価格変動率)が高く、相場の乱高下が激しいことから、安定的に利益を生み出したい方にとってはこういったサービスが求められていたのではないでしょうか。

海外においては少量の仮想通貨でも利息が付くレンディングサービスがいくつかありますが、GMOコインでは10BTCからと少々ハードルが高い印象もあります。日本の取引所でも少額でも貸し出せるなどさらに柔軟な貸仮想通貨サービスが出てくるよう期待されます。また、BTC以外にもアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の貸仮想通貨サービスなどの提供も求められます。

参考:GMOコイン