国際的な決済プロバイダーであるCambridge Global Payments(ケンブリッジ・グローバル・ペイメント)が、Ripple(リップル)社の提供するソリューション、xRapidをパイロットしていることが1日、リップル社の発表により明らかになりました。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメントは石油関連企業にプロダクト・サービスを提供する世界最大手のFleetCor Technologies(フリートコ・テクノロジーズ)の子会社であり、世界に13,000以上からの顧客を持ち、年間200億ドル(約2兆1,100億円)の国際取引を処理しています。

この送金にxRapidを使い、デジタルアセットXRPを組み込むことで、より低コストかつ摩擦のない安全でリアルタイムな送金を実現させることができます。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメントのCOO(最高執行責任者)であるMark Frey氏は、xRapidを活用することに対し以下のように述べています。

「このパイロットプログラムが提供する見通しには非常に感銘を受けています。その情報を使用して、ケンブリッジとフリートコは、国際収支におけるブロックチェーンのユースケースを開発するのに役立ちます。」

リップル社の事業開発担当ディレクターである、Danny Aranda氏は、ケンブリッジのようなパートナーは、金融機関向けにXRPを使用する革新的な可能性を認識していると考えています。

「ケンブリッジのようなパートナーと協力してデジタルアセットの利点を理解し、XRPを使用してグローバル決済システムの非効率性を克服することに重点を置いています。私たちは、このパイロット期間中にケンブリッジと協力して、顧客の国境を越えた支払いのスピードと透明性を高めることを楽しみにしています。」

xRapidをパイロットしている企業は増えており、例えば最近では「ウェスタンユニオン」、「マネーグラム」、「IDT Corporation」、「Mercury FX」、「Cuallix」と、この数ヶ月だけでも5社の金融機関が参加しています。

今後、さらなる新しい提携やRippleNetの拡大、XRPの実用化に期待されるリップル社の動向からますます目が離せません。

参考:Ripple