リップル社は11日、米送金サービス大手のマネーグラム社と、デジタルアセットXRPを活用し、国際送金における問題を解決していくことを発表しました。

リップル社のソリューションであるxRapid(デジタルアセットXRPを使ったシステム)を国際送金に活用すれば送金にかかる時間やコストを削減することが可能です。マネーグラム社ではこれにより、さらに安全、安価、確実に送金を行うことができます。

今回の発表の中で、マネーグラム社のCEOである、Alex Holmes氏は以下のように述べました。

「リップル社はブロックチェーン技術の最先端であり、xRapidのパイロット(試用)を楽しみにしています。」

「効率化により、マネーグラムの顧客へのサービスを向上させることを期待しています。」

これまで送金においてデジタルアセットXRPを実用することは難しいとされてきましたが、今回のマネーグラム社との提携により実現性が高まっています。

また、リップル社のCEOである、Brad Garlinghouse氏は以下のように述べました。

「送金に関する問題は銀行だけではなく、マネーグラムなどの送金業者にも影響を与えています。3秒以内での決済を可能とするXRPのようなデジタルアセットを活用することで、私たちの顧客は情報と同じように早く送金をすることができます。」

マネーグラム社は世界最大の送金業者のひとつで、世界200の国や地域に、35万の拠点を構えています。日本の企業ではSBIホールディングス子会社のSBIレミットとも提携しています。また、SBIレミットではSBI Ripple Asia、サイアム商業銀行と協同でリップル社のソリューションを使い、日本・タイ国間の送金なども行っています。

5日にはリップル社がツイッターにて、世界トップ5の送金業者のうち3社が、2018年内にXRPを利用する予定があることを発表しており、マネーグラムに続く2社がどの会社なのか波紋を呼んでいます。

参考:Ripple