仮想通貨のビットコイン(BTC)が8日、過去最高値となる1万8,000ドル(約204万円)にタッチしました。時価総額にして約33兆円になります。14時現在では約190万円と少し下げてはいるものの、直近24時間の価格変動は15%のプラスとなっています。(CoinMarketCapの統計より)

このところ好材料が続いており、特に今月10日からCBOE(シカゴ・オプション取引所)と同18日からCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコイン先物の上場予定が控えていることが大きく起因していると考えられています。また、米株式市場NASDAQ(ナスダック)では来年にも同じくビットコイン先物を検討しています。

これに対し、個人投資家からは大きな期待が先行しており、市場への新規参入や、他の仮想通貨(アルトコイン)を売却してビットコインを買うといった流れが続いています。

現在は一極的にビットコインが高騰しており、アルトコインをメインに投資している方からは一時焦りや不安の声も見られますが、今後さらに市場が拡大していけばビットコインだけでなく市場全体にも循環していくと考えられます。

11月26日に100万円を突破したばかりのビットコインですが2週間も経たないうちに2倍の上昇は、暴騰とも言えます。さすがにもう危ないという見解や年末の手仕舞いの時期が買い場、といった意見も見られます。

長期的に見れば、まだ上昇していくと予測されますので、調整局面になれば押し目買いもありだと考えられます。このあたりは、慎重な判断が求められます。

来年からは国内大手のホールディングカンパニーやIT企業などが相次いで仮想通貨関連事業に参入、展開していくので、これに対する期待の声も散見されます。高騰し続けるビットコイン、市場参加者からは今後の相場動向が注目されています。