米大手金融のBank of America(バンカメ)が仮想通貨交換に関する特許を取得したことが分かりました。
これまでにも、バンカメは数多くのブロックチェーン関連の特許を取得していますが、今回は法人向けの仮想通貨交換に関するもので、このシステムは送信者の現地通貨を仮想通貨に変換、外国為替に送信し、受信先の通貨に変換することで、資金を移動させることができます。これにより仮想通貨交換のシステムを企業に提供する可能性が考えられています。
今回、特許取得に至った背景として以下のように説明しています。
「企業は、日常的に金融取引を大量に処理していますが、技術が進歩するにつれて、仮想通貨を含む金融取引がより一般的になってきています。企業によっては、通貨と仮想通貨を交換することが望ましい場合もあります。」
バンカメの法人顧客向けのサービスとのことですが、これまでにも多くのブロックチェーン技術を取得しているだけに、なんらかの形で取引などの仮想通貨関連事業にも参入してくる可能性もゼロではありません。
CBOEは12月10日から、CMEは12月18日から、ナスダックでは来年にビットコイン先物を上場予定としており、注目の集まる仮想通貨。JPモルガンでも取引仲介を検討しており、今後ますますの発展がされています。
日本では、東京証券取引所などを運営する日本取引所グループでは慎重ですが、東京金融取引所では前向きな見解を示しています。
国内外問わず、仮想通貨やその根幹技術であるブロックチェーン技術にも注目が集まる中、バンカメの今後の動向にも注目されています。