30日、株式会社ぐるなびが、国内大手の仮想通貨・ブロックチェーン企業「bitFlyer」と連携し、仮想通貨「ビットコイン(BTC)」での店頭決済サービスの提供を開始することを発表しました。

マルチ決済サービスの「ぐるなびPay」のサービスで提供していくとし、まずは東京都内の飲食店10店舗を対象に順次試験導入していき、2018年春頃には全国展開を目指していくとしています。

今回のぐるなびPayビットコインのサービスは2017年10月31日から提供していくとし、都内のぐるなび加盟店から先行申し込みを受けた飲食店10店舗が対象となります。

ビットコインの決済対応は2017年に入ってから国内でも対応が増えていて、大手家電量販店のビックカメラや眼鏡店のメガネスーパーなどでのビットコイン対応は話題になりました。また、マルイの一部店舗でも試験導入がされています。

飲食店でも対応する店舗が増加傾向にあり、QRコードの読み取りなどでお手軽に決済が可能なため、ビットコイン利用者にとっても便利な決済方法です。

改正資金決済法が2017年4月に施行されたことによって、仮想通貨に対する安心感の定着とともにビットコインの普及が加速しており、日本国外からのユーザー獲得などにより、さらなる市場の拡大も見込まれています。

ぐるなびによると、多様化する決済方法に対応可能な決済サービスを飲食店に提供し、国内外問わず多くのユーザーの利便性向上、集客から業務支援を主軸とした飲食店のICT(情報通信技術)化に向けて引き続き取り組んでいくとしています。

マルチ決済サービス「ぐるなびPay」がビットコインに対応することで、ぐるなびのシステムを利用する多くの飲食店でもビットコインでの支払いが可能になれば、仮想通貨によるキャッシュレス化も進んでいくかもしれません。ぐるなびの今後の事業展開からも目が離せません。

参考:株式会社ぐるなび