25日、MAS(シンガポール金融管理局)とHKMA(香港金融管理局)が、両都市間でフィンテックの協力を強化していくとし、フィンテック開発を促進することで協力協定に合意したことを発表しました。

この協定はHKMA主催のFintech Dayの中で交わされました。MASとHKMAは、まずはDLT(分散型元帳技術)に基づく貿易金融や国境を越えたインフラ構造に関する戦略を共同プロジェクトとして取り組んでいくとしています。

シンガポールと香港の金融イノベーションを促進させるため、両都市の金融当局は革新的なビジネスの紹介や情報共有、専門知識の交換などの取り組みを協力していくとし、詳細に関しては、11月にシンガポール・香港の両当局から発表される予定です。

HKMAのCEOである、Norman Chan(ノーマン・チャン)氏は、以下のように話しました。

「香港とシンガポールは、この地域(アジア圏)における国際的な金融センターであり、積極的にフィンテックを展開しています。HKMAとMAS間での協力は、2つの市場でのフィンテックの開発促進と、より効率的なファンド・フローの相乗効果を生み出すでしょう。」

また、MASのマネージングディレクターである、Ravi Menon(ラビ・メノン)氏は、以下のように話しています。

「MASはフィンテック分野において香港とパートナーシップに着手することを喜んでいます。シンガポール・香港間で幅広い貿易金融の関係があるため、これはMASにとって重要な協力協定の1つです。私たちは特に、2つの金融センター間での貿易金融の繋がりを強化するために実践的なプロジェクトに取り組めることを喜んでいます。」

シンガポールはアジア最大の金融センターで2016年の世界金融センター指数(国際的競争力を示す指標)ではロンドン、ニューヨークに次ぐ世界第3位の都市。香港は世界第4位の金融センターでアジアの2トップがフィンテックにより繋がれば、ますますの技術・経済の発展が期待されます。11月に両当局から詳細が発表される予定ですので今から待たれます。

参考:MAS , HKMA