12日、JPモルガン・チェースCEOであるジェイミー・ダイモン氏は「ビットコインについてもう話さない」とCNBCのインタビュー中に語ったのにもかかわらず、翌13日にはビットコインについて語りだした。Institute of International Finance(国際金融協会)の主催するイベントでのことだった。
ダイモン氏は以前から幾度となくビットコインに対し否定的な立ち位置で発言してきたが、今回も同様にビットコインを否定している。
ビットコインの根幹技術であるブロックチェーン技術については称賛し、前に置きながら、ビットコインについては以下のように述べた。
「ビットコインを買うのは馬鹿だ。いつかその代償を払うことになるだろう。」
「ビットコインは詐欺」の次は「ビットコインは馬鹿」だという発言も関心深いが、何しろ「ビットコインについて話さない」といった次の日には我慢できずに話してしまうというのも面白い。
ビットコインは堅調に相場を上げ、本日15日現在では約65万円、直近24時間での比較で約3%のプラスとなっており、70万円を試す勢いだ。
ウォールストリートの要人、ダイモン氏の発言だけに今回もポジショントークなのか、それとも本気で言っているのか、また次はどのような発言をするのか。方々では波紋を呼んでいる。いずれにしろ、もう話さないと言ったのであればこれで最後にしていただきたいと思うのは筆者だけだろうか。市場では今後の相場動向も含め、ダイモン氏の発言にも注目されている。
参考:CNBC