時価総額2位の仮想通貨、イーサリアム(ETH)の時期アップデート版、メトロポリスに注目が集まる中、ハードフォークの見通しが一部明らかとなった。
以前、イーサリアムのメトロポリスアップデートの時期は9月末から10月頭ころ、テストが9月上旬、正確なリリース日時は未定とお伝えしていたが、もう少し具体的な話が出てきた。
イーサリアムは4段階のバージョンに分かれており、現在は2段階目のホームステッド。次のメトロポリスはByzantium(ビザンチウム)とConstantinople(コンスタンティノープル)という2段階のテストを経るわけだが、イーサリアムのコア開発チームによると、ビザンチウムは9月18日にオンライン実行とされるという。
開発者の、Hudson jameson氏によると、追って問題なく進めば10月9日にハードフォークが行われるとのこと。また、イーサリアム開発者のVitalik Buterin氏によると、ビザンチウムのテスト期間は3週間から4週間ほどかかると予想している。
ビザンチウムが予定通り18日に実行され、3週間(21日間)で終了すれば、10月9日にはハードフォークは可能であるということだ。この10月9日にハードフォークという話はビザンチウムのテストを行っていない現在では、延長の可能性もあるが、アップデートに向けて進んでいることは確かだ。
11日12時現在、イーサリアム(ETH)は約300ドル(約3万2,400円)の価格で推移している。このところ中国当局の規制など混乱があったため、一時的に下げたようだが、徐々に落ち着き上昇傾向も伺える。ここはもうしばらく様子見だろうか。
メトロポリスのハードフォークは、イーサリアムにとってかなり大きな材料でもあるため、9月18日のビザンチウムの進捗含め、今後の相場動向からもますます目が離せない。