仮想通貨のビットコイン(BTC)が過熱をつづけ、市場では暴落するのではと危険視されている。ここのところの急騰を過熱しているというなら当然、遅かれ早かれ暴落はするだろう。「THE WALL STREET JOURNAL」が7日に伝えたところによると、「今回の高騰をバブルと言うなら、仮想通貨にとって今回は3回目か4回目のバブルになる。」このようにコインベースのCEO、ブライアン・アームストロング氏が述べたといい、続けてこのようにも伝えている。「今までビットコインを知らなかった多くの人が学んでいく。」

確かに仮想通貨は何回かバブルを繰り返して市場を大きくしていった。その都度注目を集め、日々新しい技術が生まれている。これまで以上にビットコイン市場に投資家が参入して資金の流入が増えれば、暴落の日も遠くはないだろう。現在も今まで以上に注目を集め、多くの投資家たちが固唾を飲んでいる。

暴落はいつ来るのか、これがバブル期の最大の課題でもある。ビットコインを大量に保有しているのであれば、高値でさっさと売り払いたいものだが、まだ上がる気配があればもう少し欲をかきたくなるのも心情。とはいえ売りのタイミングを逃してしまえば、目も当てられない。できるだけ高く売りたいところだが、適正な水準で妥協できれば上出来だろう。これから買いでも同じことが言える。

仮想通貨に適正価格という概念はあてはまらない、おそらくどの商品でも投機であれば、その時その時が適正価格で、買い手と売り手との間で適正とされる価格で取り引きをされている。“スッタカネ”のときでも“オオゾコ”でも、一緒。毎日が適正価格だ。チャートを分析したり需給関係を研究したり、大口投資家の動向を探ったりして適正価格を追求してみても、結局いくらが適正かはその時に買った値段によって個人差はあるし、参考程度にしかならないだろう。

投機として永遠に上がり続けるものなどあり得ない。今回のビットコインバブルはとくに乱高下が激しい。「もうはまだなり、まだはもうなり」を肝に命じてタイミングを見失わないよう注意したい。ビットコインの未来はどうなるだろう。ここからさらに値を上げその後暴落するのか?このまま下がっていくのか?市場では、ますます相場動向が注目されている。

参考:THE WALL STREET JOURNAL