5月はじめに閉鎖した「フリーブックス」。同サイトは無許可で人気マンガの配信を行うなど、違法に運営していました。これに対し著作権の侵害にあたるとし、被害を受けた出版各社が法的な対応を検討しており、今後の対応にも注目が集まっています。しかし、閉鎖されたのをいいことに、早速これに便乗してTwitterなどSNSでは悪質な手口が横行しています。非常に残念ですね。

フリーブックスの移転先教えます

この手口は単純なもので、「フリーブックス移転先のURLをiTunesカード1500円分のコードと交換します」といったもので、直接DMでやり取りをするといった内容が多く見られます。また、iTunesカード以外にもアマゾンギフトカードなどのケースもあります。実際に1500円分のコードを教えた場合、似通った違法サイトのURLが届くのか、音信不通になってしまうのか、どうなるのかは現時点(5月11日時点)では把握できていませんが、トラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。

ネットではさまざまな声が

ネット上でもこういった行為に対して大きく話題となっていて、「こういうのすぐ捕まえろ」、「アホ捕まれ」、「馬鹿」といった怒りの声が見られるのと同時に、「同じような手軽なのをやって欲しい」、「読み放題で品揃え最高のとこ無いん」といった同様のサイトを探し求める声も多く見られます。中には「こういうサイトは他にもあるしお世話になってます」という問題になった後でも変わらずに同様のサイトを利用しているという人も。

手軽に読むなら書籍アプリがオススメ

もともと無料でマンガを読んでいたユーザー層が、このような詐欺的な手口に引っかかるのかは不明ですが、額も少額なうえ、違法と知りながら利用をしていたのであれば、騙されたところで警察にも行きづらいのでは?いずれにしろ、SNSで少しでも怪しいと思う投稿を見つけたら、警戒してくださいね。スマホで手軽にマンガを読みたければ、多少料金がかかっても公式のストアから書籍アプリなどをダウンロードして読むほうが健全ではないでしょうか。それが叶わなければ図書館も意外とオススメですよ。