11月3日木曜日、韓国の検察はTerraネットワークとそのネイティブ暗号トークンLUNAの開発者であるDo Kwonが、LUNAの価格を操作したことを示す証拠を発見し、告発したことを明らかにした。Do Kwonは現在韓国を出国しヨーロッパに潜伏していると言われている。

地元メディアKBSニュースによると、一連の情報はFatmanと呼ばれるTerraの内部告発者によってもたらされたとしている。

Fatmanは同日、「韓国の検察はDo Kwonと従業員との間でLUNAの市場価格を操作するプライベートな会話の履歴を入手した」とTwitterに記した。

LUNAは今年5月に歴史的な大暴落を記録しており、このきっかけに関与しているとして韓国の捜査当局は9月中頃にDo Kwonに逮捕令状を発行している。当時の時価総額では暗号通貨全体でトップ10以内にもあった巨大なコミュニティだったが、一連の暴落により一週間足らずで99%以上の価値を失った。

Do Kwonは現在もTwitterアカウント上で活動を続けており、「ここ数週間は私の人生で最もクリエイティブな時期の1つだった」「政治的な理由で完全にでたらめを作り上げる」などとつぶやいている。

ヨーロッパ潜伏以前のDo Kwonはドバイに滞在していとも報じられているが、いずれも不法滞在となっており、合法的に国家間を行き来することはできないはずだと指摘されている。