クレジットカード大手のVISAが、非代替トークン(NFT)を利用して、今年カタールで開催されるサッカーワールドカップに向けたキャンペーンを開始した。
VISAはワールドカップを主催するFIFAの公式ペイメントテクノロジーパートナーである。今回発表したNFTは5人のサッカー選手による印象的で伝説的なゴールシーンを表す一連のデジタルコレクションだ。「Visa Masters of Movement」と銘打たれたシリーズは、同じくFIFAの公式パートナーである暗号通貨取引プラットフォームであるCrypto.comからオークション形式でリリースされる。
FIFAワールドカップは今年の11月20日から12月18日にかけて中東カタールで開催される。オークションは大会に先立って行われ、世界中のサッカーファンを対象に提供される。
NFTに取り上げられたゴールシーンはJared Borgetti、Tim Cahill、Carli Lloyd、Michael Owen、Maxi Rodriguezによるもので11月8日まで入札が可能となっている。
VISAの責任者は「サッカー・アート・テクノロジーをユニークな方法で繋いで、開催が近づくFIFAワールドカップ2022を祝いたい」と述べた。
NFTの最高入札者はトークンを受け取るのみならず、各プレイヤーからのサイン入り記念品も受け取ることができるという。また、このオークションによる収益は世界中のストリートチルドレンへの支援団体である英国の慈善団体へ寄付されるとしている。