オンラインローンのCashNetUSAが最近行った各国のNFTに対する意識調査によるとポーランド国民が最も反NFT的であるのに対して、シンガポールや香港といったアジアのグローバルハブといった国々がNFTに対して熱心な姿勢であることが判明した。また、世界中で最も検索されているNFTプロジェクトはAxie Infinityであり、112カ国の上位検索をリードしているという。

CashNetUSAの調査では各国のNFT検索データを調べ、人口100万人あたりの月間検索数を計算し、さらにTwitterで「NFT」に一致するツイートを抽出。このツイートを感情分析ツールにより解析することで各国がNFTに対してどのような意識を持っているかを調査した。

これらの調査では、シンガポールがNFTに「最も飢えている」と強調しており、シンガポール国民は100万人あたり18,717回の検索が行われていると述べられている。また、分母は少ないもののモンテネグロのツイートでは1000件あたり862件がNFTに対してポジティブな感情を持っているため、最も親NFTな国といえると説明。反対にポーランドは1000件のうち227件のツイートがネガティブな感情を示し、最もNFTに否定的な国であると語った。

NFTプロジェクトの中で最も検索数が多かったとされるAxie InfinityとはDappsゲームで、ベトナムの開発会社SkyMavisによって2018年にリリースされたブロックチェーンゲームだ。Axieと呼ばれる架空の生き物を育成、繁殖、取引ができ、取引量が10億ドルに達した初めてのNFTゲームとしても知られている。

NFTアートは近年急速に注目が高まっているが、同レポートによれば過去7日間での売上高は23.37%減少し、30日間の売上は前月から63.10%の減少に転じているなど熱狂は収束を見せている。