北米版マネーの虎として知られる「SHARK TANK」にも出演する実業家のマーク・キューバン氏が、Twitterのスパム問題を解決する方法を考案したとツイートし、イーロン・マスク氏はそれに対して「悪くないアイデア」と同意の姿勢を示した。

キューバン氏はスパム問題の解決方法としてドージコインを活用したソリューションを提案した。まずすべてのTwitterアカウントは無制限のツイートのために1dogeを担保として紐づけ、スパマーからはdogeを没収し、通報者に受け取る権利を与える。インセンティブを与えることで通報を活発化させる狙いが見られる。

この提案に対してドージコインの開発者Shibetoshi Nakamotoは「i like this」と反応し、Twitterの新たなオーナーであるイーロン・マスク氏は「悪くないアイデア」と評した。

これによりスパマーは多くのドージコインを支払うリスクを抱えることになる。また、嫌がらせ通報を防ぐために、スパム対象ではないものを通報した場合には通報者から没収することも提案された。

マーク・キューバン氏はNBAのダラス・マーベリックスのオーナーを務める実業家で、暗号通貨へのポジティブな言及も多いことで知られている。

Twitterを先日買収したイーロン・マスク氏はTwitterの抱えるスパム問題に対して積極的に取り組んでいる。

ドージコインのサポーターはこの提案を後押ししているが、デポジットとは言えTwitterの有料化は歓迎できないと多くのユーザーからは批判的な意見も受けている。

マスク氏はTwitterを買収した際に大幅な改善を加えることを約束しており、キューバン氏とともにかねてよりドージコインを推し、支払いに最も向いた暗号通貨であるとも発言してきた。