Meta社のCEOマーク・ザッカーバーグ氏が、傘下で展開する画像共有SNS「Instagram」が短期的にNFTを導入する計画を持つことを明かした。

メキシコで開かれたイベント「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」でザッカーバーグ氏は発言。声明によればNFTの導入はもうまもなくとしており、InstagramユーザーがNFTを作成できるようになるとしている。

InstagramのAdam Mosseri CEOは昨年12月、トークセッション中に同社がNFTテクノロジーの利用をどのように検討しているかについて話し合っていた。

ザッカーバーグ氏は「今日述べた予定を正確に発表する準備はまだできていませんが、今後数ヶ月で一部のNFTを導入できるようになり、時間の経過とともに環境内で物事を作成できるようになります。」と述べており、Instagramと外部NFTプラットフォームの連携から始まり、後にInstagramのみでNFTが完結することが示唆されている。

Meta社のブロックチェーンテクノロジーに掛ける情熱は深く、Meta社がFacebook社だったころから、後に頓挫することとなったステーブルコイン「Diem(旧Libra)」の開発に取り組み、また、ザッカーバーグCEOは自身の飼育するヤギに「ビットコイン」と名付けたなどとも言われている。

FacebookからMetaへの社名変更も現実世界からメタバースへの人々の生活様式の移り変わりを意識してのものであり、仮想空間で十分な機能を有した通貨を必要とした上での暗号通貨への執着だったとも言われている。