ブロックチェーンネットワークのイーサリアム(Ethreum)の取引手数料が下落を続け、年初比で約80%やすくなっている。トランザクションあたりの平均手数料が1月初頭に約50ドルほどだったのに対して、現在は約10ドルほどとなっている。

イーサリアムの取引手数料の高騰は問題視されてきており、送金手段として選択しづらい要因としても指摘されてきており、手数料の下落はネットワーク全体の健全化とも言えるだろう。

現在の水準は約半年ぶりの安値となっており、イーサリアムを元に構築されるレイヤー2ネットワークでも手数料下落が連動しており、最安値ではLoopringがトランザクションあたり0.13ドル、およそ15円ほどとなっており、個人間送金などにも利用がしやすくなってきている。

また、手数料の低下はイーサリアムのみに留まらず、ビットコインネットワークのオンチェーン料金も2月27日時点でトランザクションあたり約1.2ドル相当となっており、暗号通貨取引手数料の下落が全体で見られている。