電気自動車TESLAのCEOであるイーロン・マスク氏と、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏がドージコインとイーサリアムのコラボレーションについてお互いに言及し、合意に近づいていることが明らかとなった。

ブテリン氏は先週、AI研究者レックス・フリードマン氏とのインタビューにおいてコラボレーションに関して語られた。フリードマン氏は、マスク氏がドージコインについて繰り返しツイートしている件についてブテリン氏に、マスク氏の影響力を利用してイーサリアムを改善する方法があるか尋ねると、ブテリン氏は「DOGEが何らかの形でイーサリアムにブリッジしたいと考えていて、ループリング内で秒間に何千回もDOGEを取引できるとしたら、それは素晴らしいことだ」と述べた。

また、イーサリアムがドージコインに反対するとは思わないと強調し、イーサリアムとドージコインの親和性をファンに感じてもらいたいとブテリン氏は語った。

これらのインタビューを受けてマスク氏は自身のツイッターで「ヴィタリックにほぼ同意する」と述べた。

マスク氏はドージコインインフルエンサーとして大いに活躍しているが、開発側として権限を持つ立場にいるわけではない。ただ、マスク氏曰く、先月ドージコイン開発者に会い、いくつかの改善点を提案したと主張しており、ドージコインに関して表立った重要人物であることには違いない。

TESLA社のビットコイン採用・非採用問題において乱高下した中で、イーサリアムの市場価格はビットコインと比べて堅調路線だ。De-Fi需要やそれを支えるスマートコントラクトなど機能面での下支えがあるとされ、スケジュールに遅れは見られるが、次世代コンセンサスアルゴリズムへのアップグレードも後に控えており、ミームコインとのコラボレーションで更に注目は高まりそうだ。