ピクセラの、iOS/Android対応のVRアプリ「パノミル」にて、2017年3月8日にサブカメラの映像をマルチビューで視聴できる「MagicVision」などの新機能を追加した。さらに、すでに録画されているコンテンツを配信するビデオオンデマンド配信だけでなく、ライブストリーミングでの配信も可能となった。

マルチビュー視聴が可能に

「パノミル」はスマートフォン用のヘッドマウントゴーグルを装着することでパノラマ映像の世界を体験できるアプリ。新機能の「MagicVision」では、サブカメラが撮影した多角度からの映像を、複数の仮想サブスクリーンで再生をすることで、マルチビューでの視聴ができる機能。この機能を使ってスポーツ観戦をすれば、実際に競技場にいるかのような臨場感を楽しみながら、ベンチやゴール近辺など、さまざまな角度からの映像をサブスクリーンで観戦することができる。

4K・ライブストリーミングに対応

今までは「パノミル」の解像度は最大でも2Kだったが、今回のバージョンアップにより、4Kでの撮影や配信が可能になった。映像の圧縮も、これまではH.264のみだったが、新しくHEVCに対応することで、高画質かつ通信帯域を抑えたストリーミング配信を実現させた。ライブストリーミング視聴は、一般的なネット回線と、公開版アプリにも対応している。

パノラマ映像の立体視を実現

さらに、今回のバージョンアップでは「ステレオスコピック3D撮影」が正式に搭載された。これによって、3D立体視動画が視聴可能となった。VR技術の発展により、拡大している「VR市場」。ピクセラは今後も機能追加などのバージョンアップを続けるとのことで、「パノミル」から目が離せない。

参考:「パノミル」製品情報