仮想通貨取引所のHuobi(フォビ)が、先月発生した沖縄県首里城の復旧支援としてビットコインとリップルで寄付を募るプロジェクトを開始した。なお、仮想通貨を活用した寄付活動は、同社としては初の試みとなる。

このプロジェクトは同社代表取締役社長の陳海騰(チン・カイトウ)氏が1993年から1995年に沖縄国際大学に留学していた際に、素晴らしい環境の中で学生時代を過ごした経験から沖縄県のために貢献したいという強い思いがきかっけで開始された。

今回の復旧支援に仮想通貨を使用することで、国内外からいつでもスピーディーに、かつ安い手数料で少額からでも送金できるという仮想通貨のメリットを最大限に生かしたプロジェクトとなっている。

寄付で集められた仮想通貨は入金直後にリアルタイムで日本円に換金し、フォビジャパンから募金として沖縄県に寄付される。

寄付の受付はすでに行われており、最小寄付額はビットコインが0.0001BTC、リップルは1XRPから寄付することができる。

寄付方法はフォビジャパンアカウントから仮想通貨を寄付する方法と、その他のウォレットから寄付アドレスへ寄付する方法の2種類が用意されている。

また、フォビジャパンアカウントから寄付を行った場合には領収証を発行することもできるので、安心して参加できる体制も整えている。

日本ではまだ独自のポータルサイトで寄付の呼びかけをしている状況となっているが、今後仮想通貨のメリットが認められるようになれば、日本円以外に仮想通貨でも受付をする窓口を増やすきっかけになるだろう。

参考:Huobi