ブロックチェーンの活用により様々な業種のクオリティが向上している中、人材マッチングにおいても有効的なサービスが出ようとしている。

ブロックチェーン技術を活用したサービスを提供している株式会社SKILLが、職歴情報の信憑性を向上させる人材マッチングサービス「職歴BANK」の提供を開始した。

同社はエン・ジャパン、日本マイクロソフトと共に取り組むコンソーシアム型ブロックチェーンを活用しており、職歴情報の信頼性と価値を向上させるという。

職歴詐称については様々な企業が問題視しており、本来の職歴とは異なる記述を信用し、採用してしまうことにより企業側は損失を被ることがある。

これらの問題を解決するために「職歴BANK」では、利用者のアカウント、職歴情報、リファレンス情報の真正性の検証にブロックチェーンを活用し、改ざんされていないことを保証する。

従来、採用候補者のリファレンスチェックは企業が負担していたが、職歴BANKを利用することで、採用コストの削減とミスマッチの防止につながるという。

同サービスを利用する側は、自身のリファレンス取得が可能となり、第三者にリファレンス依頼を送信した後、回答を取得することができる。

取得したリファレンスが職歴情報の証明に繋がり、その後の活用にも信頼を与えることができる。

さらに様々なプロジェクトに携わった利用者であれば、どのような経験を積んだのかを第三者も見ることができるので、自身が参加したプロジェクトをアピールすることができる。

その為、企業の担当者が採用候補者のマクロレベルの経験を見てから、優秀な人材に声をかけることも可能となる。

企業側はいかに低コストで優秀な人材を発見するかが、今後の企業の発展やコストにも関わるためにメリットを見いだした担当者は積極的に同サービスを利用していくことだろう。

参考:職歴BANK