NBAバスケットボールチームであるSacramento Kings(サクラメントキングス)がブロックチェーンチケットプラットフォームを展開するブロックパーティと提携し、ファン向けの独自仮想通貨を発行し、予測ゲームアプリ「Call the Shot(コール・ザ・ショット)」に報酬機能を追加することを発表した。

この報酬にイーサリアムベースであるファン向けの独自仮想通貨「Kings Token」を使用する予定だとしている。

ブロックパーティはブロックチェーン技術を使用し、Kingsファンのエンゲージメントを追跡できるようにする。

そして、予測ゲームアプリ「Call the shot」で得たポイントに基づき報酬を獲得できるようになっており、報酬を譲渡するような金銭的な利用はできないが、受け取った報酬はサイン入りの商品やコートサイドチケットなどの商品に交換できるとしている。

このようにチーム支援において報酬制度を用いることで、さらにチームに興味を持っていただくマーケット戦略、さらにオリジナル特典としてファンならではプレミア感が得られるだろう。

これは様々なスポーツでのチームだけに限らず、個人支援の形としても有意義に使うこともできるため、海外だけに限らず日本においても盛んに採用されるのであれば、選手の活動資金を選手自身が獲得するきっかけにも繋がる。

選手自身も自身のファンを増やすためにも競技に専念し、集中することもできることからモチベーション維持にも役立つことが期待できる。

スポーツチームだけに限らず、地域での支援活動にも使うことも考えられ、ふるさと納税に頼る地方自治体もプレミア感を出すために支援アプリなどを通じ、地域限定での報酬制度を用いることで地域の消費が活性させるきっかけにも繋がることができる。

日本においてはLINEのDappsを通じ始まったばかりだが、今後仮想通貨における報酬制度が増える機会が増えれば、今話題となっている消費税増税に伴う対応策として用いられるという見方も考えられている。