仮想通貨や世界のあらゆる金融機関に対し過激な発言を繰り返している仮想通貨取引所「ビットメックス」のアーサー・ヘイズCEOがフェイスブックの独自仮想通貨であるリブラを最も恐れるべきなのは銀行であると指摘した。

ヘイズ氏は先日、台湾において「破壊博士」の異名を持つニューヨーク大学のルビーニ教授と討論し、双方共に「Libraは暗号通貨ではなく、デジタル化されたFIATそのもの」だと切り捨てた。

また、ルビーニ教授は感情をあらわにした部分もあったが、それに比べヘイズ氏は冷静にビットコインの需要に関する状況を丁寧に説明したことで会場から称賛される場面もあった。

ビットコインについてはボラティリティのような変動幅がありつつ、決済手段として有効活用されると言うよりかは金融プライバシー保護手段として真価を発揮すると見ており、リブラとはライバル関係にはならないと見方を示している。

リブラに関するヘイズCEOの見解は、後にあらゆる金融サービスなどの領域に参入して来ると予想しており、リブラの可能性を強調している。

決済手段に関してはビットコインが順調に伸びを示しており、プライバシー保護の観点からビットコインで保有しておいた方がメリットがあると庶民から認知されるようであれば、今後もますます需要が伸びていくだろう。

ビットコインの利便性、さらに将来的にもメリットが多いとの見方、さらにリブラによるSNSを中心としてマーケットの確保、さらに法定通貨のバスケット方式を採用する事で為替変動が極力低下に結びつくことも予想されるだけに、今後金融機関は大きく舵を切っていく事も考えられる。

ヘイズ氏やルビーに教授の発言は先見的な見方として多くの人々が参考にしている事もあり、同氏のさらなる発言に注目とも言える。

参考:YouTube