以前、アマゾンで仮想通貨ビットコイン(BTC)での決済に対応するかといった噂にアマゾン側が否定をしていた時期があったが、最近、仮想通貨の決済の話が現実になろうとしてきている。

それも仮想通貨イーサリアム(ETH)を使った決済が可能になるかもしれないという。

仮想通貨決済企業であるCLIC社が、ブロックチェーンのB2Bプラットフォームを提供するオポ-ティ社と協力しイーサリアム決済を可能にするブラウザ拡張機能を開発していると言う。

発表によれば、イーサリアムの1秒間のトランザクション処理数は約20となっているが、アマゾンのウェブページは300ほどになっており、この処理数が仮想通貨決済を運用する上で課題になっていると言う。

しかしCLICとオポーティはこれをプラズマ・キャッシュによりトランザクションの速度を劇的に加速できるとしている。これが実現すれば決済スピードがビザやマスターカードと同等の速度になるという。

また現在ではERC20トークンやERC721などのイーサリアムの規格に基づく支払いプラットフォームも開発していることも明らかとなっている。

アマゾン自身は仮想通貨決済を認めていないものの、今年4月には仮想通貨決済のムーン社がライトニングネットワークを使い、米国内で仮想通貨決済システムを構築したと発表した事もあった。

ライトニングネットワークと言えば、ビットコイン決済が関わっている事もあり、今回のイーサリアム決済が同時に決済ができるようであれば、ほぼ仮想通貨決済ができる体制は整えられたとも言える。今後、アマゾンからの正式な発表を待ちたい。

参考:GLOBE NEWSWIRE