リップルが、国際送金ネットワーク大手のMoneyGramと、資本契約を結ぶことに同意したことが明らかになった。17日、リップルが公式ホームページで発表した。
パートナーシップは2年間の契約で、これによりMoneyGramのクロスボーダー決済とデジタル資産を使用した外国為替決済において、リップルは同社の重要なパートナーとなった。
焦点が当てられるのはリップル社の「xRapid」というソリューションだ。MoneyGramはこのxRapidを利用する方針で、国際送金時にXRPを活用し流動性を供給する同製品は同社にとって大きな変化をもたらすとされている。
MoneyGramの会長兼CEOであるAlex Holmes氏は以下のようにコメントした。
「送金業界が進化し成熟するにつれて、ポイントAからポイントBまで資金を集めるためのプラットフォームを改善し、最も効果的なソリューションを提供し続けることが不可欠です。リップルのxRapidを通じて、24時間365日、米ドルから目的通貨に即座に資金を決済することができます。これにより、業務に革命をもたらし、グローバルな流動性管理を劇的に合理化してくれる可能性があります。」
MoneyGramは、6,000億ドルという世界規模の送金市場で事業を展開しており、200以上の国と地域で数百万という顧客相手にサービスを提供し、複数の通貨をサポートしている大企業だ。
今日において、MoneyGramはその決済義務を満たすために伝統的な外国為替市場に頼っている。それには大部分の通貨の事前購入が必要である。しかし、この戦略的提携を通じて主要通貨を決済し、資金調達のタイミングを決済要件と一致させてコストを削減し、バランスシートの効率を改善し、リスクを軽減することができる。
「この戦略的パートナーシップにより、MoneyGramは業務を大幅に改善し、世界中の何百万もの人々がその改善された効率から利益を得ることが可能になります。」とHolmes氏は述べ、リップルとのパートナーシップに前向きな姿勢を示した。
参考:Ripple