フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「Libra」が徐々に明らかになっている中、規制対策として大手銀行関係者を雇用する事が分かった。FINANCIAL TIMESが報じた。
英スタンダードチャータード銀行の広報責任者であるエド・ボウルズ氏を採用し、今後さらに起こりうる仮想通貨規制に向かうものとしている。
フェイスブックは自社独自の仮想通貨やその他の金融サービスを24億のユーザーに提供する計画をしているため、その影響力はとても大きく、ヨーロッパの規制当局が厳しい監視をするのも納得と言えるだろう。
まして、SNSの影響力は一般人に対し大きく影響力を与える事から、ヨーロッパにおいてもユーロに影響を与えかねないとも言える。
フェイスブックに関してはまだプライバシー関連に関し、CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が弁明した事が記憶に新しいが、内容の信憑性について疑問を持つ形となっており、謝罪をしたにも関わらず信用力は低下している。
ビットコインと比べ、中央集権化になっているフェイスブックにメリットがあると見越した提携企業は増えつつも、政府側としてコントロールされる可能性もあるとして厳しい姿勢を持ち続けることは間違いないだろう。
今後SNSやメッセージアプリ関連の独自仮想通貨の波が法定通貨に大きく影響を与えることだろう。