ブラジルにおける4大銀行の1つBradesco銀行の副社長が、12日に地元の大手銀行が独自のブロックチェーンプラットフォームを導入することを明らかにした。11日、Cointelegraph Brazilが報じた。

Bradesco銀行の副社長であるMauricio Minas氏は11日、ラテンアメリカの主要銀行およびフィンテックイベントの「CIAB Febraban」にて、世界の金融システムにおけるブロックチェーンの役割に焦点を当てた演説を行った。

Minas氏は演説で、ローカル銀行機関がブロックチェーンを利用したソリューションをすぐにでも採用する計画をたてているといったことや、ブラジルの銀行の多くが分散元帳技術(DLT)を使用したアプリケーションを開発していることを明かした。またMinas氏は、ブロックチェーン技術がまだ誕生して間もない技術であるにも関わらず、絶大なる信頼を表明した。

「伝統的な障壁を打ち破ることができると同時に、ユーザーの行動や金融システムを変えることができる」と主張した。

オープンソースのDLT「Hyperledger Fabric」をベースにしたこのアイデンティティソリューションは、ブラジルの決済システムに統合され、全国のすべての銀行および金融機関で使用される予定である。

最近、ラテンアメリカ全土への拡大を目指して、Rippleがブラジルに事務所を開設したことを報告した。

参考:CoinTelegraph Brazil