香港に拠点を置く仮想通貨決済のソリューションプロバイダーであるUnikeysが、同社の主力製品である「Ukey Card」の全世界販売を開始した。

今回は最先端の生体認証技術を用いた3段階認証を採用し、国際規格に基づいた便利で安全、さらに使いやすいカード型ハードウェアウォレットとなっている。

Ukey Cardは生体認証による3段階認証を採用した初めてのハードウェアウォレットカードで、これにより強固なセキュリティでユーザーの仮想通貨を安全に保管する事ができる。

生体認証技術についてはフランスに本社を構えるIDEMIAとの提携を通じ開発され、ユーザーがカードのセキュア・エレメントにバイオメトリックデータを保存する事ができる最先端の指紋センサーを搭載したスマートカードウォレットとなっている。

IDEMIAはすでに1,900もの国際金融機関との提携を通じ、8億以上の支払いとIDカードを生産した実績のある企業であり、UnikeysはIDEMIAのバイオメトリック拡張IDおよび市場におけるリーダー的な地位をすでに獲得している。

ユーザーはトランザクションごとに身元を生体認証で確認する事でこれまでにないセキュリティを確保できるという。Ukey Cardの安全な要素としては「Common Criteria(コモンクライテリア)EAL6+」に認証されている。

セキュリティは確保されている一方、利便性はというとUkey Cardはクレジットカードの国際規格であるISO/IEC7810の寸法に正確に基づいており、NFC(近距離無線通信)を介し、Androidのスマートフォンやタブレットと通信することもできるという。

仮想通貨ビットコイン(BTC)だけでなく、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)など主要な仮想通貨から、ERC20トークンにも対応する予定だ。

通常価格は99ドル(約11,000円)となっているが、事前販売で購入する場合には特別価格として89ドル(約10,000円)で注文する事ができる。

参考:FIND BIOMETRICS