大手仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)が米ドル(USD)建ての取引所を開設する事を示唆する画像をツイートしたことにより、アメリカ進出するのではと言う話題が出てきている。

ツイートに添付された画像の左上にUSDと記載されており、バイナンスが米国にて新しく取引所を設立するのではと期待の声も上がってきている。

バイナンスは既に法定通貨建ての取引所を続々と立ちあげており、英ポンド、ユーロ建てのバイナンス・ジャージー、さらにウガンダ・シリング建てのバイナンス・ウガンダ、シンガポールドル建てのバイナンス・シンガポールも開設されている。

現在、米ドル建ての取引所がどの国で展開されるのかは未定だが、バイナンスCFOであるWei Zhou氏が今年4月の時点で米国進出を示唆していたことから、米国である可能性が濃厚と見られる。

バイナンスは昨年からすべての大陸に法定通貨建ての取引所を立ち上げる目標を持っており、今後さらに詳しい発表が注目と言える。

米国以外で南米においてはバイナンスのジャオ・チャンポンCEOはアルゼンチンに法定通貨と仮想通貨の交換が可能な取引所を立ち上げることを示唆している事から、すべての大陸について設立する目標はほぼ達成する事にもなる。

さらにアルゼンチン政府はバイナンスラボとともに仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトに共同出資する事も予定していることから、ブロックチェーン技術を用いて、国が必要とされるインフラ分野にまで波及していく事も考えられるだろう。