ブランド品により偽造品が後を絶たないこともあり、メーカー側としては様々な対策を試行錯誤しているが、世界三大高級時計メーカーであるヴァシュロン・コンスタンタンが鑑定書をブロックチェーン基盤にすることを発表し、話題となっている。

同社は自社製品を真贋証明するためにブロックチェーンを用いることで顧客から偽造品を守るという。

具体的にはヴィンテージ製品に紙の鑑定書とデジタル証明書を発行する予定としており、製品・製造者および完全な履歴を含む追加情報をこのデジタル証明書に統合するとして、ブロックチェーン技術を利用する。

偽造品を摘発するために鑑定人に育成や偽造品も年々巧妙になって、本物との見分けをさせないようにさせるため、多くの人件費や時間を要しており今後このようなケースは一般的に普及すると見られる。

しかし、ブロックチェーンによるデジタル証明書が普及して来れば、鑑定におけるスキルがなくても判定できるようにもなってくる。

そのためデジタル証明書が発行されているのかを一般的に知らせていく必要もあると言えるだろう。

今回のデジタル証明書が普及すれば、リユース事業を展開している店舗に対しても朗報となり、偽造品を間違って販売させないためにも今回の発表は安心して該当商品の取り扱いにも結び付くだろう。

デジタル証明書を発行するだけでなく、ブロックチェーンベースとしていることが重要であり、偽造できない大きなメリットを抱えている事から、同様の鑑定書発行サービスも普及していく事も考えられる。

参考:Robb Report