YouTubeのチャンネル登録数において世界一を誇っているPewDiePie(ピューディーパイ:略称PDP)がブロックチェーンベースの動画配信サービスプラットフォームであるdliveでライブストリームを開始することを発表した。

YouTuberにとって動画配信による収益はとてもよかったが、最近では運営側が過激な配信者に対し規制を設けたり、企業にとってはYouTubeの印象が悪くなってきたことから大手飲料メーカーが撤退するなどその収益に影響を与える事態となっている。

YouTuberにとって減益に結び付き新たな収益を探している中、PDPも探していたと考えられる。

今回PDPが配信しようとしているdliveはLino Blockchainと呼ばれるブロックチェーン上に構築されているライブストリーミング。

動画共有プラットフォームで、ユーザーはプラットフォーム上にて動画投稿をすることにより独自の仮想通貨のLINOポイントを報酬を得ることとなっている。

dliveは現在、月間300万人以上のアクティブユーザーがおり、35,000人の動画配信者が存在しているとされ、今なお増加し続けていると言う。

dliveの大きな特徴として集まった会費の90.1%をクリエイターが獲得することができ、残りの会費についてはクリエイターと交流する動画視聴者に対して支払うための報酬プールに蓄積される仕組みとなっているため、クリエイター側にとってはメリットが多い内容となっている。

最近市場調査によれば将来有望とみられる職業でトップ10にYouTuberがランクインしたことに対し、どのように収益を確保するのかについてdliveの環境が認知されるようになれば、今後YouTuberはスポンサーを探して生計を立てる必要がなく、独自のオリジナルコンテンツを視聴していただくことで安定的な生活を確保できるとして、dliveは今後日本においても広まることも考えられる。

個人がオリジナルコンテンツを配信することに対し、YouTubeの場合では海外から徐々に浸透していったこともあり、日本でのdliveの普及は多少の時間は必要かもしれない。

今後、dliveがどのように日本に認知されていくのか注目だと言えるだろう。

参考:PR Newswire