機関投資家向けデジタル資産プラットフォームBakktのチームに、PayPalとGoogleの元エンジニアリング責任者が参加したことが明らかになった。11日、BakktのCEOであるKelly Loeffler氏が公式ブログで発表した。
デジタル決済のエンジニアリングや、戦略および運用に関して25年以上の経験を持つMike Blandina氏が、Bakktの最高製品責任者(CPO)として入社した。
発表によれば、Blandina氏は今後ビットコインや他の暗号通貨に実際のアプリケーションを提供する手助けを行うため、信頼されたエコシステムを支払いユースケースと統合していくことを先導していくという。
Blandina氏は、世界的なデジタル決済事業者のPayPal、およびGoogle Walletのエンジニアリングディレクターを務めており、Googleの支払いおよびクレジット・エンジニアリングの責任者として知られていた。
そしてそれとは別に、Blandina氏はベンチャーバックのフィンテックスタートアップ「TxVia」を買収し、グローバルギフトカードとデジタル決済会社のBlackhawk NetworkのCTOも務めていた。
また、公式ブログでLoeffler氏は、2018年10月にBakktのCOOおよび商品の管理責任者として任命されたCoinbaseのベテランAdam White氏や、元ワールドペイのエグゼクティブBalaji Devarasetty氏など、その他の重要な採用者も発表した。
3月下旬には、IBM、シスコおよびEndgameの元サイバーセキュリティ専門家であるTom Noonan氏の採用も発表したばかりだ。
今年に入り優秀な人材の採用に力をいれているBakkt。米国の商品先物取引委員会(CFTC)からの承認は依然として承認されない状態が続いているが、いよいよ本腰を入れて活動を見据える時期に入ったか。
参考:Bakkt