米国証券取引委員会(SEC)の会長であるJay Clayton氏は、ビットコイン(BTC)の上場投資信託(ETF)の承認については、依然として投資家保護を懸念していると語った。14日、FOXビジネスとのインタビューで語った。

「現時点で私が懸念しているのは、基礎となる取引が操作されないこと、合理的なルールで信頼できる場所で行われること、そして投資家保護を保証することです。」

インタビューの中でClayton氏は、デジタル通貨に対してはあくまで中立の立場であるということを強調し、その資産に対するスポークスマンではないということも主張した。現在は操作の可能性を懸念しており、投資家保護の保証を実現させたいと語った。

Clayton氏は特定のETFアプリケーションを挙げることは無かったが、「ビットコインETFが、いつかルールを満たすことができる可能性はある」と指摘し、将来的な承認については前向きな姿勢を示した。

昨今では、VanEck/SolidX ビットコインETFの最終的な可否の締め切りが2月27日で予定されていたが、1月下旬に米国政府が閉鎖されたためETFの申請が取り下げられた。

Cboeは1週間後に申請を再提出し、SECは審査開始日の予定日については「2019年2月20日」に開始する予定であることを発表した。

先週Jay Clayton氏は、イーサリアム(ETH)と同様の暗号通貨は米国の法律に基づく証券ではないという声明を出している。さらに、デジタル資産の証券としての定義は時間の経過とともに変わる可能性があるということも強調した。

参考:FOX Business