大手仮想通貨取引所のバイナンスにてクレジットカードやデビットカードを使って仮想通貨の購入ができるようになった。

これにより手軽に仮想通貨を保有することでき、クレジットカードを持ちたくないデビットカードユーザーらも購入しやすくなった。

今回バイナンスはイスラエルに拠点を持つフィンテック企業のSimplexと提携したことで、購入できる通貨としてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の主要通貨に対応するという。

今回のサービスで得られるメリットとして速度、手数料、便利さが強調される。

速度については平均10~30分ほどでウォレットに仮想通貨が届き、手数料については1回の取引額に3.5%から10ドルで高い方が選ばれる。

便利さについてはVISAとMastercardが使えるとしてバイナンスのCEOであるジャオ・チャンポン(CZ)氏によれば、すべてのクレジットカードに対応していないが、十分な数をカバーしていると満足気味のコメントをしている。

クレジットカードでの仮想通貨購入は以前様々な仮想通貨取引所で可能であったが、クレジットカードによって借金してまでもビットコインを購入しようとする投資家が多く現れたこともあって、取引所として自主的に規制を設けるようになった。

今では市場が落ち着きを取り戻していることから、クレジットカード購入がしやすい環境になったとも言える。

その反面、懸念点もある。デビットカードでの購入ができることから、若年層での購入が出てくる可能性もあるため、バイナンスとしては取引ルールが必要になると考えられるだろう。しかしながらバイナンスにより様々な層に仮想通貨投資の機会を与えることになったことは確かだ。今後も市場活性に向けたバイナンスの動向から目が離せない。

参考:BINANCE