ビットコイン決済サービスで知られているBitPay(ビットペイ)のCCO(チーフコマーシャルオフィサー)であるSonny Singh氏が、様々な大手企業が仮想通貨関連サービスに参入していることを根拠にビットコイン(BTC)価格は再び15,000~20,000ドルまで回復すると予想している。

Singh氏が2万ドルまでに回復するだろうと予想している理由として、最近採用が増えてきている大手企業の流れを裏付けしている。採用し始めている企業としてフィデリティ、Bakkt、ブラックロック、スクエアといった大手らが将来的にビットコイン関連のサービスを展開もしくはすでに実施していることがプラスの材料と見られている。

さらにビットコイン対して否定的な意見を公言しているJPモルガンのCEO、ジェイミー・ダイモン氏に対してはフィデリティがビットコイン関連のサービスで何に需要があるかを示すことで、JPモルガンも参入していくだろうと楽観的な態度を示している。

しかし、ブラックロックやBakktが最近、仮想通貨市場に参入することを検討しており、ブラックロックのCEO、ラリー・フィンク氏はもう少し成熟しない限りにはビットコインETFを立ち上げる予定はないと表明し、Bakktは今年12月12日開始する予定であったビットコイン先物取引の提供を来年1月24日まで延期することを発表した。

ビットコインなどの仮想通貨は新たな金融資産と期待されながらも様々なアナリストもあくまで予想でしか見通ておらず慎重に進めていこうとしている関係者の思惑があることがわかる。

しかし、どの企業もサービスを中止する事は発表はしていないことから、もう少し仮想通貨市場が世間に定着してから開始することになるだろう。

大手機関のアナリストや著名投資家ら様々な人々がビットコイン価格を予想しているが、その内容を読む側としては慎重に見極める必要があると言える。

参考:AMB Crypto