米ハリウッドの人気俳優、ジョニー・デップ氏がソーシャルエンターテイメントプラットフォームであるTaTaTu(タタトゥ)と提携した。

最近、国民的スターやセレブが仮想通貨の世界に活動を広めることで新たな収入源を確保する流れが出てきている。

今回、ジョニー・デップ氏が提携したタタトゥは、ソーシャルエンターテイメントプラットフォームで仮想通貨を基盤として運営されている。このプラットフォームはオンデマンド動画配信のプラットフォームで、ブロックチェーンを使い動画の視聴者とコンテンツ投稿者の両方に報酬を支払う仕組みを採用している。

動画配信による広告収入はYouTubeが有名だが、最近の動画本数の増加、動画内容のモラルの低下により多くの企業がYouTubeを離れており、配信による収入が低下しているのが現状だ。

一方で、タタトゥによる新たな収入源はスターやセレブにとっては好感を持たれることだろう。実際、ジョニー・デップ氏はタタトゥの契約によりプラットフォームで映画を含むコンテンツの開発に直接手を携えており、コンテンツの視聴者だけでなく、ジョニー・デップ氏にもタタトゥトークンが支払われることになっている。

タタトゥはまだ日本での対応は未定となっているが、普及率が世界的に増えてくれば、日本において利用できるようになるかもしれない。また、日本においてはサイバーエージェントビットコインが、2019年中に独自の仮想通貨の発行を目指すとしており、同グループは既にAmebaTVなどの独自のネットTVをいくつか運営していることから、今後タタトゥを参考にする可能性もある。

ジョニー・デップ氏の今回の提携により仮想通貨業界に弾みがつくだろうか?タタトゥの今後の進捗が見守られる。

参考:CCN